冬季うつ光トポグラフィー検査

鬱病の運動療法とは

運動

鬱病は薬だけが治療法ではなく、運動療法によっても改善されます。

 

鬱病は、胃潰瘍や糖尿病などと同じように、
身体的な変化、脳の生物学的変化による疾患です。

 

鬱病に対しては抗鬱薬に頼らないで、
運動療法を実践する事が、より根本的な治療法となります。
運動する事で抗鬱薬が不要になった例も報告されています。

 

抗鬱薬よりも有酸素運動の方が即効性があります。
運動療法は認知行動療法と同等の効果があります。

 

運動習慣のない人は日常的に運動する人に比べて
鬱病を発症しやすいという報告もあります。

 

鬱病患者の脳内では、神経細胞の成長を促し、
情動を制御する脳由来神経栄養因子という蛋白質が減っています。
最近の研究では、この蛋白質が運動で増える事が明らかにされています。

 

食事を摂ると血糖値が上がり、インスリンが分泌されますが、
食後30分以内に20分程度歩くと、
インスリンを使わずに筋肉に血糖を取り込む事ができます。
ポイントは、箸を置いたら靴を履く事です。

 

鬱病に効果がある運動療法は、インターバル速歩です。
インターバル速歩とは、速歩きの三分間、
ゆっくり歩きの三分間を交互に繰り返す運動療法です。
速歩きとゆっくり歩きを繰り返す事で、
無酸素運動と有酸素運動の両方を行う事ができます。