冬季うつ光トポグラフィー検査

亜鉛不足が鬱病を招く

亜鉛

亜鉛はすべての細胞に存在し、
全酵素2200種類のうち100種類以上の酵素の補因子になっています。
どのミネラルよりも多くの酵素を助けているのが亜鉛なのです。

 

亜鉛は活性酸素を除去する酵素を助けるばかりか、
神経細胞の増殖や成長、
セロトニンやメラトニンの合成にも欠かせません。

 

それほど重要な亜鉛ですが、実は一番不足しやすく、
心の健康に最も影響を及ぼす栄養素でもあります。

 

亜鉛と鉄分が含まれている食品は共通するため、
亜鉛不足と鉄分不足が同時に起こりやすいのが特徴です。

 

亜鉛の不足は、鬱病、不安、多動、摂食障害、
統合失調症などの危険因子になります。

 

逆に、亜鉛不足を解消すると、
鬱病や統合神経失調症が改善する事があります。

 

亜鉛は低血糖症と深い関わりがあります。
亜鉛は血糖値を下げるインスリンの分泌を調整する役割を担っています。
亜鉛が欠乏すると、調整機能が衰え、インスリンが出にくくなったり、
逆に大量に放出されたりします。

 

通常、インスリンは血糖値の上昇と
タイミングを合わせて分泌されますが、
亜鉛不足はそのタイミングも狂わせたりします。
結果、血糖値の乱高下が起こったり、低血糖症になったりします。