冬季うつ光トポグラフィー検査

蛋白質不足が鬱病を招く

蛋白質

蛋白質は脳の神経伝達物質の主原料の最も頂点に位置する栄養素です。
鬱病の原因になる脳の栄養不足に蛋白質欠乏は大いに関わっています。

 

蛋白質の種類はほぼ無限にあります。
構造としては約20種類のアミノ酸が
様々な組み合わせで繋がっているのですが、
その組み合わせや繋がり方次第で、
独自の蛋白質が形成されています。

 

アミノ酸が作り変えられ、
新たな蛋白質が合成される際、
アミノ酸配列に関係なく、
すべての蛋白質合成の初期に
重要な働きをしているのがメチオニンというアミノ酸です。

 

メチオニンには即効性の抗鬱作用を備えており、
ストレスに悩まされる現代人にとって重要なアミノ酸と言えます。

 

メチオニンは動物性蛋白質に多く含まれています。
蛋白質を体内で効率的にアミノ酸に作り変えたいなら、
動物性蛋白質を摂取した方が良いでしょう。

 

脂肪と異なり、アミノ酸は体に蓄える事ができないので、
毎日、蛋白質を摂る必要があります。
良質な蛋白質は、肉、魚、玉蜀黍、
大豆、牛乳、チーズなどに多く含まれています。

 

蛋白質を摂取する上で最も効率がいいのは、
生で食べるという事です。

 

熱を加えるという調理法は、
蛋白質の摂取量を減少させるのです。

 

プロテインスコアで100の値を持つ卵は、
生卵が最も効率がいいという事になります。

 

注意すべき点は、
動物由来の蛋白質食品には、
アラキドン酸が多いという事です。

 

アラキドン酸はインスリンの効き目が落ちる
インスリン抵抗性の引き金となる炎症を起こします。

 

しかも、食品に含まれるアラキドン酸は、
蛋白質食品の脂肪分に比例して増えるので、
低脂肪蛋白質食品を摂取するのが良いでしょう。

 

低脂肪蛋白質の代表は、鶏肉、魚介類、七面鳥などです。