冬季うつ光トポグラフィー検査

SSRIの副作用とは

SSRI

セロトニンを増やす作用を持つ薬に、
SSRIと呼ばれる選択的セロトニン再取り込み阻害薬があります。

 

SSRIは抗鬱薬の一種で、
シナプスにおけるセロトニンの再吸収に作用する事によって、
鬱や不安の改善を目指す薬です。
現在、日本では4種類のSSRIが発売されています。

 

セロトニンは、セロトニン神経の末端から分泌され、
受け手の神経細胞にある受容体に結合される事で役割を終えます。

 

ここで結合されなかったセロトニンは再度セロトニン神経に取り込まれ、
リサイクルされる仕組みになっています。

 

一度分泌されたセロトニンが再び取り込まれるのを
抑える役割を担っているのがSSRIです。

 

セロトニン神経末端と受け手の神経細胞の間にセロトニンを留まらせて、
脳内セロトニン濃度を高く維持できるようにするのが目的です。

 

しかし、一見セロトニンが増えているように思われますが、
実際にはセロトニンは増えていないのです。

 

このようなメカニズムを知らずにSSRIを服用している人が多いですが、
無闇に服用すると、重大な副作用を招く可能性があります。
SSRIを急激に中止すると離脱症状が出る場合があるので注意が必要です。